ピタゴラス音律 純正 5 度を展開していくことによってつくられる音律です。各地の民謡、グレゴリオ聖歌などが、この音律によるとされています。 周波数比 2/3 を純正にすると、1/2 (1 つしたのオクターブ) からみて 3/4 (4 度) が自動的に純正になります。 旋律的な音律であり、長 3 度が 408 cent なので、和声的な演奏することが困難です。したがって、過去、長い間音楽を奏でていたこの調律は、残響音があるゴシック建築の繁栄とともに、消えていくことになります。 しかしながら、ミーントーンの改良法 / ウェル・テンペラメントとして、再び音楽の舞台に戻ってくることになります。 最古の調律ではありますが、旋律的にもっとも美しい調律です。 cent 値 C=-6 , C#=8 , D=-2 , Eb=-12 | E=2 , F=-8 , F#=6 , G=-4 | G#=10 , A=0 , Bb=-10 , B=4 (a 基音) C=0 , C#=14 , D=4 , Eb=-6 | E=8 , F=-2 , F#=12 , G=2 | G#=16 , A=6 , Bb=-4 , B=10 (c 基音) C=-4 , C#=10 , D=0 , Eb=-10 | E=4 , F=-6 , F#=8 , G=-2 | G#=12 , A=2 , Bb=-8 , B=6 (平均律基準) 調律法 5 度が純正になるように調整します。 よく使われる楽器 ハープ (2009.10.14) トップページに戻る |